サイドテーブル

 我が家の食卓は折りたたみ式。カンチレバー方式なので脚はなくバリアフリーで使いやすい。不要な時にはコンパクトに。
ただ、重量物などを置くことができないので気を遣う。
 まわりに小物を置く場所がないのがネックなので可動式のサイドテーブルを作ることにした。
天板の下に入り、天板を支える高さにするのが制作条件。
機能として
①小容量の新聞・雑誌入れ
②各種リモコン入れ
③ティッシュケース
④小物入れ引き出し
デザインとして
・テーブル畳んだ時に時には目立たない箱になること

制作記

まずはサイズ、その制約条件の中でどんな機能が入るか、そのサイズは使えるのか、組立方法や構造(強度)を考えて構想デザインをつくる。頭の中では3Dだが書き出しは2D。(年季の入った経験的思考法)
 いつものことだが、素人が作るには近くのホームセンターで手に入る集成材がベース。そしてジョイントはビスケットが定番。
 いろいろ試行錯誤をして、引出しの取手は長丸穴にしてしかもその大きさはティッシュペーパーが取出せるサイズにすることにした。デザインの統一性も確保できる。
 デザインが固まったことで、板取図を描き、部品表を作り、材料調達に走る。

板材切断と仮組み

集成材を定寸切断、そしてビスケットジョイナーで接合部分に溝掘り。仮組してみる。寸法の問題を確認し、ジョイントの手順を見極める。

組立接合①

接合面とビスケットに接着剤を塗り端金とFクランプで緊縛。写真:前面、後面の接合

組立接合②

何回かのステージに分け部材を追加接合する。写真:天板の接合

研磨・塗装

筐体が出来上がったら表面の研削を行い、必要部分に塗装。生地にクリア塗装と黒色塗装があり、マスキングして手塗り。

引出しづくり

表面(おもてめん)は筐体と同じ材料だが、内部の枠は桐材を使い、底板を溝切りで固定する。

テッシュ取出し

ティッシュボックス固定の中板をつける。